AIが育てる営業力:Agentforce パイプライン管理で“動くCRM”へ― Salesforce新機能「Agentforce パイプライン管理」が変える営業マネジメントのかたち ―

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AIが育てる営業力:Agentforce パイプライン管理で“動くCRM”へ

営業活動の見える化、属人化の排除、再現性のある受注プロセス――

これらは多くの営業組織が長年抱えてきた課題です。

Salesforceはこれまで、商談ステージや確度の入力・更新を通じてパイプライン管理を支援してきましたが、いよいよ次のフェーズに進みました。

それが、Summer ’25 で新たにリリースされた「Agentforce パイプライン管理」です。

「Agentforce パイプライン管理」とは?

この新機能は、Salesforceの生成AI基盤「Agentforce」によって強化された営業パイプライン自動管理機能です。

営業担当者が日々記録するメール、ファイル添付、Webミーティングなどのビデオ通話や会社ケータイなどの音声通話からの活動データをAIが分析し、

  • 商談ステージの自動更新提案
  • 次に取るべきアクション(Next Step)の生成

などを自動で行います。

これにより、従来の「入力された情報を確認するCRM」から、「AIが行動を提案するCRM」へと進化たと言えるでしょう。

まさに“見える化”から“動く化”への転換です。

どんな効果が期待できるのか

  • 入力負担を軽減し、データ品質を向上
    営業担当者の手作業更新が減り、データが最新・正確な状態に。
  • 停滞案件の早期発見
    AIが進捗の止まった案件を自動検出し、パイプラインのエージェント活動項目にフォローを促します。
  • 勝ち筋の商談に集中できる
    Einstein商談スコアリングと連携し、成約可能性の高い案件を優先化。

これまで“報告のためのCRM”と捉えられがちだったSalesforceが、“営業活動を自動で支援するパートナー”へと進化します。

当社での実装と支援体制

当社ブリッジプロセステクノロジー株式会社では、この「Agentforce パイプライン管理」を自社環境でいち早く実装しています。

Agentforce パイプライン管理画面

実際の導入で得たノウハウをもとに、

  • FlowやPrompt Builderとの連携設計
  • 権限・運用ルールの最適化
  • 営業チームへの定着支援

といった現場に即した導入サポートをご提供可能です。

「まずは試してみたい」「自社でも導入できるか知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

Salesforce最新機能の可能性、AIエージェントの可能性を、私たちと一緒に体感してみませんか。

まとめ

Agentforce パイプライン管理は、単なるAI機能ではなく、「営業の思考と行動」をデータ化し、より精度の高い判断を支援する“新しい営業基盤”です。

AIが営業を支援する――。その第一歩が、いまここから始まります。

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ブリッジプロセステクノロジー株式会社
RevTechサービス部
Salesforceの導入支援・カスタマイズに携わりながら、現場の課題解決や新しい活用方法を探求しています。コラムでは、専門的な知識だけでなく『実務でどう役立つか』をわかりやすくお伝えしていきます。

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