“SEO” が Webマーケティング において、重要な意味を持つ理由と対策する際の2つのポイント

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“SEO” が Webマーケティング において、重要な意味を持つ理由と対策する際の2つのポイント

“SEO” が Webマーケティング において、重要な意味を持つ理由と対策する際の2つのポイント

“SEO” Search Engine Optimization の略称、日本語では「検索エンジン最適化」

Webマーケティングにおいて、自社のコンテンツや自社を知ってもらうためなど、自然検索による検索での順位を上げることは重要であり、そのためのSEO対策は欠かせないものになっています。現在では、かつてのようなGoogleのアルゴリズムやクローラー(Googleなどのロボット型検索エンジンがWEB上のファイル:HTML文書だけでなく、画像・PDFまで含む全般:を収集するためのプログラムのこと)の特徴を逆手に取った “小手先だけ” のSEO対策は効果が薄くなるだけでなく、検索サイトを管理する企業からペナルティを課せられることも少なくありません。今日のSEOの主体は、検索エンジンを管理する母体の企業がこぞって提唱する「ユーザーにとって適切なサイト・コンテンツ」という基本概念に沿って、自社の製品・サービスとその製品・サービスにニーズのあるユーザーを結ぶ有益なコンテンツがあることが前提となります。今回は、基本編として「なぜSEO対策が必要なのか?」「SEO対策の基本的な考え方?」の2点を中心にSEO対策について説明します。

SEO対策の重要性

まず、SEO対策が重要とされる最大の理由は、どの企業も継続的な集客が必要だからです。特に、「 継続的な 」という点が大きなポイントとなります。

企業にとって集客するための方法はSEOだけではありませんし、例えば、自社のWebサイトへアクセスを増やすにしても、リスティング広告やSNSへの広告など、広告出稿によってアクセスを増やすことも可能です。また、潜在的なニーズを持った将来の顧客=見込み客を集めるという視点で見れば、オープンなセミナーやイベントなどオフラインの活動もその選択肢の一つです。

しかし、これらのSEO以外の大半の集客方法におおむね共通する弱点が、「一時的な集客方法である」ということ。例えば、TVCMやインターネット広告による集客を実施した際、その広告を出稿している期間が終われば、当然、集客効果も徐々に下がりますし、セミナーやイベントの開催にしても、同様です。長期的に安定的な集客が望まれる中で、SEO以外の集客については、大方効果の継続性が望めないことがほとんどです。

それに対し、SEO対策の効果は一時的な効果で終わらず、数ヵ月から時には数年継続します。検索ユーザーに求められるコンテンツを作成し、検索エンジンで高い順位を獲得できれば、継続的な集客が期待できます。しかも、広告やイベントであれば毎回コストが発生するのに対し、一度上位に表示される状況を創り出すことで、その他の集客方法に比べて、圧倒的に少ないコストで継続的な集客ができます。コストパフォーマンスという面からも、SEO対策が集客にとって、まずます重要になってくることが分かります。

SEO対策を実施する際の『2つのポイント』

SEO対策には、大きく「内部対策」と「外部対策」に分かれます。Webサイト内部で講じる施策とサイト外部で行う施策です。

内部対策とは、コンテンツの質を向上させることと、コンテンツのまとまりであるカテゴリー設計およびコンテンツ同士のリンクの整備です。前者を「コンテンツSEO」と呼び、内部対策と分けて説明するケースもあります。

コンテンツの質を上げるには、どういったキーワード(ニーズ)を持つ見込み客を集めたいのかを決めることから始まります。キーワードの検索数を「Google Adwords キーワードプランナー」のようなツールでチェックし、検索数の多いキーワードや自社のビジネスに合うキーワードなどをピックアップして、そのキーワードに合う記事を執筆します。もちろん、記事の品質が高くて信頼できるものであるべきというのは、言うまでもありません。記事のタイトルや見出しにキーワードを入れると、検索エンジンが記事を見つけやすくなります。

いくつかコンテンツの数を揃えたら、カテゴリーごとにコンテンツを整理するとともに、関連し合うコンテンツにリンクを設置して、導線を設けてユーザーのウォンツにあった行動がとりやすいように設計します。リンクを設置することで、読者の回遊性も高まり、より楽に求める情報も探しやすくなります。

外部対策は、主にWebサイトに対する外部の評価を高める施策です。具体的には、信頼されている外部のWebサイトから自然な形で自社の管轄するWEBサイトに向けて張られたリンク(被リンク)の数を増やすことが挙げられます。記事自体の質が高くシェアしたくなる内容の記事であれば、自社WEBサイトへの被リンクの数が増え検索順位の向上にも有利に働くことがこれまでの実績からも実証されてきています。

かつては被リンクを買ったり、簡易的な被リンクを張る目的のみのサイトを自社で立ち上げ、そこから大量のリンクを張ったり、といった「ブラックハット(ブラックハットSEO)」が猛威を振るっていた時代も近年までありましたが、現在では、クローラーやアルゴリズムの進化に伴い、ほとんど機能せずSEOとしての効果はないとされています。検索エンジンの品質も向上して、リンクの数ではなく、コンテンツそのものの質(普通のサイトから自然な形で張られたリンクなのかどうか)をチェックして、評価に反映できるようになったためと考えられています。

SEO対策とKPI設定

SEO対策を行うに当たっては、KPI(KPIは(Key Performance Indicator)のイニシャルをとった略称で、日本では「重要業績評価指標」とも言われています。)を設定してPDCAサイクルを回すようにします。何のためにSEO対策をするのかが不明確だと、打ち手も定まりません。

たとえば、検索流入数を増やすのか、あるいは閲覧時間にこだわるのかでも、SEO対策の内容が変わってきます。検索流入数を増やすことに主眼を置いたケースでは、自社ビジネスから逸脱しない程度で「バズ(buzz:世の中で起きた現象が、ニュースメディアやSNSなどで取り上げられ、注目が集まり、メディア・ビークルなどの伝達媒体を問わず拡散されていく状態)」を狙った記事が必要になってくるかもしれません。ユーモアのある記事やあるあるネタなど、情報の質より検索ボリューム(月間平均検索ボリューム: 指定したターゲット設定と期間で、キーワードとその類似パターンが検索された平均回数です。:引用 Google AdWords)をある一定以上持つコンテンツ・キーワードを狙う内容が求められます。

一方で、検索流入数が増えたとしても、自社商品に興味のない読者ばかりなら意味がない、という考え方もあるでしょう。その場合は、流入数よりも、閲覧時間や閲覧ページ数に重点を置いたSEO対策を進めることになります。記事の品質や文字数、内部リンクの整備などを行い、記事に興味を持ってWebサイトに訪れてくれた人が、しっかりと複数の記事を読み込んでくれるようなコンテンツ設計をするわけです。

戦略を練って何かしらの対策を講じたら、その結果を必ず定量的にチェックし、次回の施策改善について検証を行います。Google Analytics(Googleが提供するサイトアクセス解析ツール)のような、使い勝手の良い無料ツールも現在は多くの企業が活用して、ページ閲覧数(PV)や閲覧時間、訪問者の属性や訪問時間帯など、豊富なデータを検証してSEO対策を講じています。設定したKPIを指標にチェック行い、現状を分析して、次の施策に活かすようにします。

さいごに

2018年現在のSEO対策はシンプルです。繰り返しになりますが、それはGoogleの検索エンジンを使用するユーザーのニーズに答えるということに他ならないからです。このことは、Googleの経営理念自体からも明らかです。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html
(引用:Google)

これは、「Googleが掲げる10の事実」というフィロソフィーで、Googleが掲げている理念です。Googleのように、「ユーザーのことを考え抜いて正しい施策を打つことで、他のものはみな後からついてくる」。これが、SEO対策の基本的な考え方となります。

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2002年の設立以来、インサイドセールスによる法人営業改革の支援を行ってきた「ブリッジインターナショナル」。日本におけるインサイドセールスのリーディングカンパニーとして、IT、通信・情報、流通、製造などの幅広い業種の企業に対し、「仕組み」「リソース」「道具」などさまざまなインサイドセールスのサービスをご提供し、多くの実績を積み上げてきました。当コラムは、多数のクライアント企業でインサイドセールス組織の立ち上げ・導入支援・MA活用支援などに携わってきたコンサルタントが、これまで蓄積したノウハウを元に執筆したものです。

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